ある 日 どこ か で。 映画「ある日どこかで」ネタバレあらすじと結末

映画「ある日どこかで」ネタバレあらすじと結末

ある 日 どこ か で

」 ある老女のひとことで物語は動きだす。 リチャード・コリアー()は、脚本を手がけた舞台の初公演が終わったばかりだった。 これからの自らの活躍に期待を膨らませ、仲間と成功を喜び合った。 すると一人の老女が現れる。 リチャードの元へ静かに歩み寄ると、金時計を手渡した。 「帰ってきてね。 」 そう言うと、老女はまた静かにリチャードの元から去っていった。 それから数年が経ち、リチャードは80年代を代表する人気脚本家として忙しい日々を送っていた。 産みの苦しみに直面し、スランプに陥っていたリチャードは作品のインスパイアを求め旅に出る。 とある避暑地にあった老舗ホテル、「グランドホテル」。 リチャードはこのホテルに立ち寄り、一泊することに。 暇を持て余したリチャードは、ホテルにあった歴史資料館である女性の写真を見つける。 彼女の名は、エリーズ・マッケナ()。 1912年にした人気女優だった。 当時、このグランドホテルにて公演を行った際に、記念に撮られた写真だったのだ。 リチャードは彼女の美しさに心奪われ、来る日も来る日も写真を眺めに、 歴史資料館に立ち寄った。 写真の中のエリーズに虜になったリチャードは、彼女についてもっと知りたい、と エリーズを古くから知る友人や、ホテルの支配人など、たくさんの人物に彼女について聞いて回る。 彼女が人気女優だったこと、明るく朗らかな女性だったこと、生涯独身だったこと。 ある日をきっかけに彼女の人生は180度変わってしまったこと。。 そして、衝撃の事実を知ることとなる。 数年前のあの日。 リチャードに金時計を手渡した老女。 彼女こそがリチャードが心奪われた女性、エリーズ・マッケナだったのだ。 「帰ってきてね」という彼女の一言で何かを悟ったリチャードは、彼女と自分には何か運命的なものがあるはずだ、と半ば狂信的に、タイムトラベルの方法を見つけ出そうとする。 そして、母校の「時間旅行」という本を執筆した恩師に掛け合い、ついにタイムトラベルを決行。 洋服、お金など全てを1912年代のもに変え、 グランドホテルに戻り、ベッドの上で自己催眠を始める。 目がさめると、リチャードは1912年代に。 エリーズを見つけたリチャードは早速彼女とコンタクトを取ろうと必死になるも、当時人気の絶頂だったエリーズにはお目付役として敏腕マネージャーのロビンソンの存在が。 ロビンソン()に警戒されるリチャード。 それでも諦めず、エリーズへひたむきに想いを寄せるリチャードの姿に、エリーズ自身が心ほだされ、惹かれていく。 ロビンソンの厳しい監視をくぐりぬけ、つかの間の時間をともに過ごすようになった二人。 二人には時間など必要なく、見る見る間に惹かれあった。 そして、ロビンソンの邪魔をよそに、 「こんな気持ちは生まれて初めてよ。 だから気持ちを上手に伝えられない。 」 エリーズが舞台で自らのセリフをアドリブに変え、観客席のリチャードをまっすぐ見つめていう。 二人はまさに運命の出会いを果たし、結ばれたのだった。 幸せな夜を過ごした翌朝、 ホテルの部屋で半分裸のまま二人きりの時間を思う存分楽しんでいた。 「あなたの服は時代遅れだわ。 買い替えなくっちゃね。 」 とリチャードをからかうエリーズ。 「そんなことないさ。 ほらこうしてポケットがついているから、コインを入れて... 」 とポケットからコインを取り出すリチャード。 すると、コインには「1979」の文字が。 タイムトラベルの必須条件は「現代(80年代)のものを1912年に持ち込まないこと」だった。 コインを取り出した瞬間、タイムトラベルは崩壊し、リチャードは80年代に引き戻されてしまう。 そして... と映画はラストへ。 時空を超えた愛の物語は衝撃のラストで幕を閉じます。 映画公開当初、アメリカでは酷評の嵐だった「」。 と言われ、興業収入も芳しくなかったらしいのですが、 それでも、物語、音楽の美しさにアメリカ全土でファンが多いのも事実。 公開当初から現在にかけてじわじわと人気を獲得した映画といったイメージ。 音楽の担当は、。 「野生のエルザ」や「真夜中のカウボーイ」などを手がけたイギリス出身の作曲家。 、を5度も受賞している名作曲家。 この映画の何がいいって、音楽が本当に素晴らしい。 のラプソディーを聞くと、エリーズとリチャードが一緒にボートに乗っているシーンが頭に浮かび上がってくる。 シーンの一つ一つにつながる素晴らしい音楽がちりばめられている。 ほんの少しの時間を共に過ごし、愛し合った二人の悲しくも美しい物語。 人が愛し合うのに時間なんて必要ない。 いつか終わってしまう、と思うと人はなんとかして終わりを遠ざけようとする。 逆に、終わりが見えないものに対しては、マンネリを感じおざなりにしてしまう。 いつまでも、永遠に一緒にいたいと願う気持ちはみんな同じなんだろうけど、 時空や時代を超えて愛し合う強さや執着心みたいなものは、 時間が永遠じゃないとわかっているからからこそ、なせる技なんじゃないかと思った。 それでも、そんな執着心と自分の気持ちを押し殺してでも、 どうしても自ら終わらせなくてはいけないこともある。 映画を見終えて、そんなことを考えた。 だんだんあったかくなってきて、新緑の香りみたいなものがふわふわと香っている。 でもまだ夏にはなっていない。 春といえども、桜は散ってしまっている。 春と夏の間、中途半端なこの時期、まさに今の私。 笑 もっとたくさん映画を見て、今夜みたいにいろんなことに想いを馳せてみよう。 もう答えはすぐそこまできている。 なんとなく、今日の夜風みたいにふわふわと香ってきているんだから。 (完全自己満ブログになっちゃったw) 「」 気持ちのいい夏の夜に、外の空気を感じながら観るのなんていかがでしょう。 映画の美しいシーンたちがバッチリ合います。

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映画『ある日どこかで』ネタバレ感想 ラストは笑うしかない

ある 日 どこ か で

熱烈なファンがいる作品として、 知られている名作です。 撮影地となったホテルでは、 現在でも『ある日どこかで』の、 ファンの集いが開催されています。 大林宣彦版 映画『時をかける少女』なんかは、 もの凄く『ある日どこかで』の影響を 受けていると思いますね。 ユーミンが絶賛しているのも、納得。 『時をかける少女』の主題歌の 作詞・作曲は彼女が手掛けているから。 もしかして『ある日どこかで』をイメージして、 作られたのかも。 この「時空を越えて結ばれる運命の恋物語」というスタイルは、 去年大ヒットした『君の名は。 』に至る現在まで、 受け継がれています。 『ある日どこかで』が斬新なのは、 タイムマシンや不思議な薬(何らかの触媒)を使わず、 想いの強さ(精神力)で時を遡ること。 観客に「現実に起こりえるのかも」 「自分の力で過去に行くことができるのかも」 と思わせる余地のある物語になっているんです。 タイムトラベルまで、ストーリーの半分を費やして、 丹念に描いているのも特徴ですね。 大人の恋愛を描いているので、 今観たら違った印象を受けるかも。 楽曲に負けず劣らず美しい、良い作品ですよ。 スケーターの方々も、曲というよりも、 映画のイメージで滑られてると思います。

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ある 日 どこ か で

彼の手がけた脚本の初公演が終わり、仲間と成功を喜び合うリチャードに、一人の老婦人が話しかけてきた。 「帰ってきてね」。 上品な物腰の白髪の老婦人は、懐から金時計を取り出し、リチャードに手渡すのだった。 それから8年の月日が経った。 旅に出たリチャードはグランドホテルにたちより、一晩泊まることにする。 夕食のために階下に降りたリチャードは暇を持て余し、ホテルの小さな資料室にふらりと立ち寄った。 そこにはホテルにゆかりのある古い記念品や資料が展示されていたが、リチャードの視線は壁に飾られた一枚の古い写真に注がれた。 斜め横を向き、微笑を浮かべる女性の写真。 リチャードは写真から目が離せなくなり、そこに佇んでいた。 グランドホテルに長く勤めているアーサーから写真の女性のことを聞き出したリチャードは彼女のことを調べ始める。 彼女の名はエリーズ・マッケナ。 1900年代初頭、一世を風靡した大女優だった。 エリーズに運命を感じたリチャードは彼女のいた時代へと旅立つことを決意する。 ある日、彼は偶然に入ったグランドホテルの資料室で一人の女性の写真に目を奪われます。 白黒の写真に写る彼女はエリーズ・マッケナ。 1912年、グランド・ホテルで公演した当時の写真でした。 写真に吸い寄せられるような強烈な感覚を覚えたリチャード。 彼はグランドホテルにとどまることを決意します。 町の図書館で老いたエリーズの写真を見たリチャードはこの女性が、大学時代、リチャードの処女作の公演に来ていて、彼女から金時計を贈られたことを思い出しました。 「帰ってきてね」と言っていたあの白髪の女性がエリーズだということは…。 脚本の執筆に行き詰まり、恋人とも別れ、あてのない旅に出たリチャードを待ちうけていた運命の人。 リチャードがふと思い立って立ち寄ったグランド・ホテルは過去への入り口でした。 時空を超え、愛する人の元へと旅立つリチャード。 しかし、その夢は突如として破られます。 時の流れは残酷にも、リチャードからエリーズを引き離し、リチャードは再び現代へと戻ってきてしまいました。 絶対に消えない愛の記憶にリチャードは苦しみます。 手を伸ばしても、嘆いても、絶対に届かない、あまりに遠すぎる距離。 時間という越えられない壁を目の前にしたリチャードは絶望し、憔悴しきっていました。 食べるものも口にすることなく、発見されたリチャードは瀕死の状態。 周囲が慌てふためくなか、リチャードは再び旅に出ます。 2度と戻ることのない、遥かなる旅。 時空を超えて、エリーズとリチャードは今、再び出会いました。 「ある男性が現れ、エリーズの人生を変える」、と。 その男性こそがリチャードでした。 リチャードはこの予言通り、エリーズの人生を変えることとなります。 エリーズはグランド・ホテルでの公演を境に、それまでの明るく、朗らかな人格が一変した、と女優エリーズ・マッケナの本を執筆したミス・ロバーツは述べていました。 リチャードはエリーズに真実の愛をもたらし、そして、エリーズの魂を虜にしたまま、消え去ってしまいました。 しかし、エリーズはリチャードを見つけ出しました。 グランド・ホテルでの運命の出会いから60年後、再び運命は彼らを引きあわせます。 1972年、大学で、リチャードの処女作の公演が行われたとき、エリーズはこの公演を見に来ていました。 かつて愛した人と同じ名前が脚本家として出ていたことに興味を惹かれたのでしょうか。 そして、公演が終わり、仲間と喜び合っている脚本家の若い男性は間違いなく、リチャード・コリアー。 エリーズが愛したリチャードその人でした。 エリーズは若きリチャードに金の懐中時計を手渡します。 常に肌身離さず持っていた大切な時計。 エリーズとの過去の記憶を失い、新しい人生を歩んでいるリチャードに戻って来て欲しいとの願いを込めて。 それから8年。 時は満ち、リチャードはグランド・ホテルに辿りつきました。 そして、開かれた過去への道。 再び、リチャードはエリーズに出会うことができました。 2度目の、そして、運命の再会でした。 何もかもを捨てて、過去の時間を生きる、リチャードはその選択をしたはずでした。 過去に惹かれ、過去の時間の美しさと心地よさを知った者が元の時間で生きることの辛さは大学時代の恩師にあらかじめ警告されていました。 しかし、ポケットに残されていた一枚の硬貨が運命をさらに変えてしまいました。 確かに全部未来へ置いてきたはずなのに、残っていた一枚の硬貨。 運命は2人を再び別離の道へと導いたのです。 エリーズの人生はリチャードによって変わりました。 愛を知り、愛を手にし、そして、失う。 愛の美しさ、豊かさを知ったエリーズの人生は幸福に包まれ、そして、愛する人を突然失ったことで愛の辛さを知った。 エリーズの人生は確かに、リチャードによって変わったのです。 美貌と才能に恵まれたエリーズには「スター」になる素質がある。 マネージャーのロビンソンはエリーズが傷つけられることを極度に恐れていました。 咲きかけた美しい花が、つぼみのうちに萎れてしまうことのないように…ロビンソンはリチャードをひどく警戒していました。 リチャードは非常に好感のもてる良い青年かもしれない、しかし、それゆえに、彼を失ったときの悲しみや辛さはエリーズを傷つける。 ロビンソンは、リチャードの存在がエリーズの中で大きくならないうちに、リチャードを遠ざけようと努力します。 知らなければ、傷つくことはない。 リチャードを知らなければ、愛を知らなければ、それを失ったときに傷つくことはありません。 エリーズは今のままでいられる。 しかし、愛を止めることはできませんでした。 流れる水のように、あらゆる隙間からせき止めるものを乗り越えていく。 エリーズとリチャードの愛は誰にも邪魔することはできなかったのです。 そして、ロビンソンの危惧していたことが起こりました。 リチャードが消えたのです。 忽然と。 エリーズの嘆きは想像するべくもありません。 しかし、エリーズは折れませんでした。 彼女は後年、「魅惑の大女優」と書物に書かれるまでの女優となり、成功をおさめます。 ロビンソンの危惧していたような事態は起こらず、エリーズは「広く国民の敬愛を集め」、長年に渡って「舞台の花形」として活躍しました。 エリーズは風にそよぐ花のような、たおやかな美しさを持った女性でした。 しかし、芯は強い女性です。 ロビンソンに対しても、引くところは引きますが、リチャードに対する恋心を隠そうとはせず、最後までリチャードについての態度は一貫していました。 その強さは永遠に変わりませんでした。 リチャードを失うという悲劇にエリーズは潰されることはなく、女優として生き抜きました。 ロビンソンはエリーズに"女優"であることを強く望んでいました。 そして、エリーズもそのことを良く分かっていました。 ロビンソンとともに、「演技に酔うなかれ」と声を合わせて唱和するエリーズとロビンソン。 二人は互いのことを理解していました。 例え、何があったとしても、「女優」エリーズ・マッケナとして生きる。 これはエリーズの女優としての矜持です。 リチャードとの辛い別れは彼女を傷つけたことでしょう。 しかし、その辛さは彼女の演技に奥行きと深みを与え、エリーズを大女優にしました。 人生の辛さや暗さを知らなくてはできない演技があります。 傷つくことは決してマイナスばかりにはなりません。 ロビンソンの心配は杞憂でした。 エリーズはリチャードを理解し、彼を愛し続け、女優としての生涯を全うしました。 グランドホテルを象った特注のオルゴール、そして、そのオルゴールから流れるリチャードが教えたあのラフマニノフの曲。 そして、グランドホテルで迎えた死。 グランドホテルはエリーズにとってのすべてを示す存在です。 そして、ラフマニノフのラプソディー。 1934年に作曲されたこの曲は、「パガニーニのラプソディー」と呼ばれ、愛されています。 この美しいメロディーにエリーズは心をうたれました。 「ラフマニノフは好きだけれど、聞いたことがない曲だわ」と話すエリーズ。 なぜ、聞いたことがなかったのか。 それはリチャードが未来から来た人間だから。 いつの時点か、エリーズは気が付いたでしょう。 リチャードは同時代を生きる人ではなく、未来からやってきた人間であると。 1934年に作られた曲を1900年代初頭の人間が知っているわけがありません。 リチャードの秘密に気が付いたエリーズにとって、ラフマニノフのラプソディーは二人の愛を象徴する曲となりました。 リチャードが消え去った後、エリーズが女優としての人生を追求し続けたのは未来のリチャードに対する思いがあったから。 未来の時間でリチャードはエリーズと知り合うことになる、その思いがエリーズを支え続けていたのでしょう。 それから数十年後、リチャードとエリーズの時間はもう一度交差することになります。 それは大学でのリチャードの処女公演でした。 エリーズはリチャードに近づき、金時計を手渡しました。 エリーズから金時計をもらったと話していたリチャード。 あのときから時間は経ったけれど、エリーズの心は変わらずリチャードを求め、愛している、それを伝える金時計でした。 老いたエリーズからは失意の念や落胆は感じられません。 ただ、愛する人に出会えた幸福に満ちている。 彼女は引退後、隠遁生活を送りました。 グランドホテルに居を構え、静かな時の流れとともにリチャードとの思い出と愛に浸って生きる。 リチャードの処女公演からグランドホテルの自室に戻ってきたエリーズは、リチャードの脚本を胸に抱え、静かに死へと旅立っていきました。 それから8年後。 グランドホテルにやってきたリチャードは時空を超え、エリーズと再び出会い、愛を知ります。 そして彼も、グランドホテルで死を迎えました。 エリーズと同じ場所で迎えた死。 天国へと旅立つリチャードを迎えに来たのは、愛する人、エリーズでした。 二人は手を取り合い、光の中へと歩み去っていきます。 今度こそ、ずっと一緒にいられる。 永遠の時間が約束された死は二人にとっての永遠の地であり、幸福の始まりでした。

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